白内障日帰り手術

水晶体超音波乳化吸引術とは

水晶体超音波乳化吸引術では、点眼による局所麻酔下で行われ、白目と黒目の境となる部分に2～3mm程度の切開創をつくり、そして、超音波乳化吸引装置を挿入します。同装置から発生する超音波の振動により、濁っている水晶体を粉砕し、砕いた水晶体は同じ装置を使用し、吸引されます。ちなみに、摘出するのは水晶体の核となる部分のみで、前嚢の一部と後嚢の部分は残し、摘出した部分に人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入することで、手術は終了となります。なお、手術時間は20～30分程度になります。そして、手術時は麻酔が効いている状態なので、痛みを感じることは少ないとされています。

また、術後の見え方については、人によって異なります。例えば、翌日からクリアに見えるようになったという患者さまもいれば、1週間程度の時間をかけて徐々に見えるようになっていくという患者さまもいるなど、人それぞれです。

さらに、手術後はいくつか注意点があります。術後1ヵ月程度は週に1回程度の通院が必要とされ、3カ月くらいまでは点眼をする必要があります。なお、汗をかく程度の運動に関しては、術後1週間は控えます。加えて、水や汗が目に入らぬよう、術後4～5日目までは顔は拭く程度にしてください。

単焦点眼内レンズ

リラックス効果

低濃度笑気麻酔は、軽い鎮静・鎮痛作用と睡眠作用があります。眠ってしまうほどの強い麻酔ではなく、ぼんやりと体がふわふわするような気持ち良い感覚をもたらします

速やかな回復

使用後はすみやかに排出され、体中に残りません。数分で元に戻ります。手術後の不快感を最小限に抑えることができます。

恐怖心や不安感の軽減

白内障手術は目薬の麻酔だけで行われることが一般的ですが、手術を受ける恐怖心や不安感は性格的な要因で完全に取り除くことは難しいことがあります。低濃度笑気麻酔は、手術が怖い方や痛みを感じることに不安を抱く方にお勧めです。

白内障手術のメリットを理解しつつ不安な方へ

「白内障手術のメリットは分かるけど、目の手術は怖いので受けたくない」という方にも、低濃度笑気麻酔を利用することで、手術を受けやすくなります。